二人の絆を深めた心で旅するデート

母親の勧めでmatch.comに入会した、ドイツ人女性ヴァネッサさん(26歳)。日本に興味のあった彼女は、映画で見た「ラスト・サムライ」の渡辺謙に似た真哉さん(27歳)の写真を見つけ、アプローチ。これをきっかけに遠く日本とドイツとの間で愛を育んだお二人に、取材させていただきました。

 
−− ドイツでは出版関係の仕事をされていたヴァネッサさん。現在は、日本で幸せな新婚生活をはじめています。
もちろん、インターネットでの恋愛を通じて、日本に来るとは夢にも思わなかった彼女ですが、彼との出会いの経緯からお聞きしてみました。
ヴァネッサさん  

当時私は毎日仕事をしていて、普通の暮らしをしていました。そんな時、母親からMSNで面白いサイトがあると教えてもらったんです。それがmatch.comをはじめたきっかけです。そんな時、映画で見た「ラスト・サムライ」の渡辺謙に似たカッコイイ男性の写真を見つけたんです。それが現在の彼ですが、私からバーチャルキスをさっそく送ってみました。

 

▲結婚式
−− その当時、札幌でデザインの仕事をしていた真哉さん。彼はドイツという外国に住む彼女からのバーチャルキスを受けとったとき、どんな気持ちだったのでしょうか。
真哉さん  

僕は昔イギリスに住んでいたこともあって、外国の人とコミュニケーションをとることに抵抗はなかったんです。逆に、日本に住んでいると出会えない、色々な国の人とか文化を知るというのに興味がありました。とくにmatch.comは、他のサイトよりも、写真の掲載とかに信用できる感じがあって、彼女からバーチャルキスをもらったときも素直に嬉しかったです。

 
−− ヴァネッサさんのプロフィールを見て、どんなところに惹かれたのですか。
真哉さん  

外見的にも好みでしたし、お互いにサッカーが好きなところや、彼女が日本に興味を持っているということで、話も合いそうだなって思いました。

 
−− ヴァネッサさんは、日本のどういうところに興味があったのですか。
ヴァネッサさん  

私の弟が日本人の女の子と付き合っていたり、母親も日本のドラマとか音楽に興味があったりと、家族みんなが自然に日本に親近感を持っていたんです。

 

ヴァネッサさんのお母様と弟さんと4人で。→ 
お母様は彼女にとって掛替えのない存在とのこと。 
ちなみにお母様もmatch.comユーザーだそうです。 
−− なるほど、ではお二人とも、外国の人と出会って友だちになることに抵抗はなかったんですね。
でも、その後実際に、日本とドイツという距離の遠い中で、気持ちを育むというのは色々と大変だったのではないかと思うんですが、それからはどんな風に進展していったのですか。
真哉さん  

最初メール交換してたんですが、すぐにオンラインでチャットをはじめるようになったんです。
その中で、お互いの国について話したり、日常の生活のことを話したりして、でもなぜか外国の人っていう感じがしなくて。彼女はすごい日本人みたいな性格で、すごくシャイな面とかもあって。あと純粋さもすごい伝わってきて、急速に気持ちが惹かれているのが自分でも分かりました。

 
ヴァネッサさん  

はじめはチャットだけだったんですが、次には声が聞きたくなって。
だから、今度は二人でマイクを買って取り付けて、声が聞けるようになりました。
でもまた物足りなくなって、彼にWEBカメラを買ってプレゼントしたんです。2人でカメラで表情を確かめながら、色々な会話ができるようになりました。彼との距離がぐんと縮まった感じがしました。

 
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それはすごいですね、現代の恋というか…。
その当時の会話の中で、憶えているエピソードがあれば、ぜひ教えてください。

真哉さん  

お互い外国に暮らしていて、この状況でどういうデートができるのか、というのを考える中で、一緒にラジオで同じ音楽を聴いたり、同時に同じ映画を観たりとか、いろいろバーチャルなデートをしてたのが、面白かったです。
あと、まだ声を聞けずに写真だけのやりとりの時に、お互いの想像をふくらませてバーチャル旅行に行ったりもしました(笑)。二人で旅行に行きながら、想像してメールを書いて送り合っていたんです。たとえば、アフリカに行って、象に乗ったりとか(笑)。

 
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知り合ってから、実際に会うまでに4ヶ月ほどかかったと聞きましたが、はじめてお互いの姿を間近に見たときはどんな気持ちだったのでしょうか。

真哉さん  

空港で会ったんですけど、会う前は「ハグしてキスしようね」とか言ってたんです。
でも、二人ともすごいシャイなんで、硬直した顔でコーヒーを飲んでました(笑)。
カメラで顔も見ていたので、そんなに印象は変わらなかったですけど、実際に会ったらそれ以上の人だなって思いました。

 
ヴァネッサさん  

彼がドイツの空港に降りたって、私の前に現れるまで、失神寸前の状態で緊張して待っていました。空港の近くにホテルを予約して、テーブルには頑張って作った手料理を用意し、ベッドにはバラを散りばめて準備をして。
ガラスの自動ドアの向こうに彼を見つけたときは、想像以上にかっこよくて心臓もバクバクでした。最初はお互い緊張していたけど、その後は気分も楽になって、幸せな時間を過ごすことができました。

 
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お二人の気持ちは会ってから、さらに強く結ばれたようですね。

真哉さん  

はい、空港の近くのホテルには彼女の家族も来てくれてましたし、その時彼女がオーストリア旅行を僕にプレゼントしてくれたんです。旅行中に色々話して、日本に一緒に来たいという彼女の気持ちを確認できたので、僕も決心したんです。 彼女が日本に来るということは、仕事も辞めて、すべてを捨てて来るわけだから、僕もそれを受け止めないといけないと。それで、「結婚しよう」ってプロポーズして、オーストリアで指輪を探し回ったんですけど、結局いいのがなくて。それでも旅行からドイツに戻ったときに、彼女の母親に「日本に彼女を呼びたい」と伝えました。お母さんからは「娘を大切にしてくれ」という言葉をいただいて。結局婚約指輪も、ドイツで買うことができました。

 
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プロポーズされたときの気持ちはいかがでしたか?

ヴァネッサさん  

オーストリアでのプロポーズも、現実味がなくって。どうしていいか分からなかったというのが正直な気持ちです。答えはイエスと言ってるけど、夢のような感じで。ただそこで母親が、後押しというか「行かないと後悔するよ」と言ってくれて決心できたんです。仕事を辞めて、お気に入りの車も売って、日本に行くと考えると、歓びと一緒に不安もたくさんありました。
でも、すべて捨てて行く以上、お互い助け合ってがんばろうという決心を固めました。

 
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お二人のように、すてきな国際恋愛を成功されたカップルのお話は、これから恋のきっかけを探そうとしている人たちも、すごく勇気づけられるかと思います。なにかアドバイスをいただきたいのですが。

真哉さん  

国際恋愛っていうのは、お互いがお互いの国を愛していないといけないと思います。
そしてもちろん、家族の協力や理解も必要です。
国際結婚をするというのは、普通の結婚をするよりもっと一大決心だと思います。
だから、強い信念や気持ちを持っている人はぜひ頑張ってもらいたいですね。

 
ヴァネッサさん  

出会いっていうのは自然にやってくるものだと思います。
私も自分の人生にこんな日が来るとは思っていませんでした。
でも、私たちのように、誰の人生にも突然恋のチャンスはやってくるのだから、それを信じて待っていたらきっと幸せに出会えると思います。

 

▲札幌の街にて