今回取材に応じてくれたのは、2004年12月に match.com を通じて知り合い、現在交際9ヶ月という東京都在住の鴻巣(こうのす) 裕子(24)さんと、神奈川県在住の鈴木健志(28)さん。

新宿の高層ホテルのラウンジでインタビューさせていただきましたが、現れた瞬間から仲の良さが伝わってくるお似合いのお二人でした。

営業職の会社員として働いている、さわやかで清楚な感じの彼女と、システムエンジニアの気さくで落ち着いた感じの彼。物静かで透明感のある雰囲気が、とてもお似合いのお二人でした。
 
−−まず鴻巣さんにお聞きしますが、職場や周りの環境ではなく、 match.com を選んだ理由は何だったのですか?
鴻巣さん   私は仕事柄、残業が多く、会社でも外でも出会いがなくて。
でも、登録したのは、恋人がほしかった訳ではないんです。
実は当時、前の彼と別れたばかりでとにかく友達がほしくて。海外も好きなので海外の友達もできるかなって思ってはじめたんです。だから最初はプロフィールは英語で書きました。
でも日本人の方からもたくさんメールが来るので、日本語のプロフィールも後から掲載しました。
でも、別れたばかりだったということもあって、すぐに恋人をつくることに抵抗はありました。
 
−− たくさんメールが送られてきたと思うんですけど、鈴木さんのメールに惹かれた理由は何ですか?
鴻巣さん  

色々なメールに触れる機会がありましたけど、慣れている人は、短い文章なのに、相手が返しやすいような上手な文章を書くんですね。
でも、彼はそういう感じでもなくて、淡々とナチュラルな感じで、好感が持てました。
彼のメールはひと言でいうと、「癒し系」でした。文体がふんわりしてたんです。
内容も、私が仕事のグチとかいうと、年も社会経験も先輩の彼ですが、上から物をいう訳でもなく、淡々と慰めてくれたんです。

 
−−彼から見て、彼女の第一印象はどうだったのですか?
鈴木さん  

仕事で悩んでる反面、メールの文章は元気がよくて好感が持てました。
僕がメールすると、翌日には彼女から来て、その翌日はまた僕といった感じでリズムのよいやりとりもよかったです。これはお互いだと思うんですけど、最初のメールの段階から「この人だ!」とは考えてなかったんですね。
僕もはじめたきっかけは、前の彼女と別れてしまったからで、何か人とコミュニケーションをとりたかったんです。全然知らない人とコミュニケーションするということは、ある意味友達や知人に相談できないこともできるので、気持ちが楽なんですよね。

 
−−その後は実際に会うようになるまで、どんな感じで進んでいったんですか?
鈴木さん  

4~5回メールのやりとりをして、僕がまず電話番号を教えて。
その後は何度も電話で話したりして、はじめて会うことになりました。
実際会ってみたら、すごく印象がよくて、「いいなぁ」と思いました。

 
−−鈴木さんはこれまでにも会ってみた人がいるとお聞きしましたが、実際に会ってお互いの印象は変わりましたか?
鈴木さん  

何人かと会ったけど、その後は発展しないという感じでした。
今回は最初から全然違って、会ってすごく印象がよかったんです。
また会いたいなって思えたのは彼女がはじめてです。

 
−−彼女の方は、女性ということで、はじめて外で会うのは緊張したりしませんでしたか?
鴻巣さん  

メールと電話のやりとりで安心してました。
色々プライベートなことも教えてくれてたし、私が質問することにはすべて誠実に答えてくれたので、ちゃんとした人なんだなって思えたんです。
今危ないニュースとか色々あるけど、メールやプロフィールで前情報があって会うのと、仕事で知り合った人とはじめて外で会うのも、そんなに変わらないと思います。

 
−−オンラインサイトを通じて、異性と知り合うことに抵抗があるという声もありますが、実際にお二人の中で、そういった気持ちはありましたか?
鈴木さん  

僕は、世の中には色々な出会いのきっかけがあるわけだから、オンラインもその一つだと思います。危険性も、メールや文章の内容で、しっかりしている人かわかりますし。
友達に話したら割と平気で、一人は登録もしたんです(笑)。

 
鴻巣さん  

私が match.com を使おうと思ったのは、専用のメールアドレスを使ってやりとりするのでプライバシーが守られるし、プロフィールにきちんと写真を掲載したり、さまざまなシステムがしっかりしているからでした。
私も友達に話したのですが、想像していた以上に全然抵抗がなかったみたいで、次々に出会いがあるので、うらやましそうでした。(笑)

 
−−お二人は今理想のパートナーにめぐり会えたわけですが、そこに成功の秘訣みたいなものはあったのでしょうか?
鈴木さん   僕は実は、ゲーム的な感覚で気軽にやっていたのがよかったのかもしれません。
あまり最初から、「彼女作るぞ!」って思い詰めてやると、疲れちゃうんじゃないかな。あと、最初はあまり相手の検索条件を絞りすぎず、少しでも「いいな」と思った人がいれば、まずはバーチャルキスを送りました。
そして、プロフィールを見てもらって、少しでも興味を持ってくれた人を真剣に探すっていう手法をとりましたね。
 
−−プロフィールを作る上でも、何か大事にしたことはありますか?
鴻巣さん   私は、彼のプロフィールですごく印象に残っているのが、「笑うと目が無くなってしまいます」って書いてあったんです。そういうところがすごく好感が持てました。
他人が自分をどう見ているのかと、その周りの評価に対して自分で自分をちゃんと見ることが、きちんとわかってる人だなって思いました。

私自身は、プロフィールを読んだ方が私がどんな人なのかを具体的に想像できるように、日常生活のことを書こうと思って、「これまで朝食を抜きがちだったのですが、最近毎朝野菜ジュースと豆乳を飲むようにして、肌がきれいになりました」といった文章を掲載していました。

 
鈴木さん  

「僕はゴミの分別をちゃんとします。シートベルトもちゃんとします。」って書いたんです。 そこに共感してくれる人を探すために。
同じ価値観を持っている人が、自分に興味を持ってくれるのが一番よいから。

あと、見ていて逆に引いてしまうのは、ネガティブなことを書いてしまう人ですね。「人と話すのが苦手です」とか「社交的じゃない」とか書いてあると、やっぱり連絡したいと思わないですから。

それと、僕はプロフィールでは、自分のことをできるだけたくさん伝えることが大事だと思います。
でも背伸びはしないで、ありのままを書くこと。
プロフィールがあまりよすぎると、会ったときに「アレ」って思われることもありますしね。
−−最後にお二人の今までのお付き合いの中で、素敵なエピソードなどがあればお聞きしたいと思います。
鴻巣さん   私は何度もその話になりますが、彼と出会って、大変だった仕事の肩の荷が下りたというのが一番です。
一緒にいることで、癒されるって素敵な関係だと思います。
 
鈴木さん  

今でも憶えているのは、初めて駅の改札前で待ってて、降りてきた姿を見た瞬間に、「素敵な人」だと思ったことです。
とくに同じ趣味がある訳じゃないのに、はじめから楽しく話せたこともよかったです。

match.com は、あくまでもはきっかけの場で、それから先は人間同士の付き合いになる訳だから、これから使う方も、自分の見る目を信じて素敵な方を見つけてほしいと思いますね。