今回インタビューに答えてくれた方々は、電力エンジニアの津田進吾さん(34)と派遣社員の津田麻子さん(旧姓  山本さん)(33)です。最初の出会いから1年3ヶ月の2005年1月、インタビューの2日後に2人はめでたく入籍されました。
 
<メールのやりとりから突然、彼女から思いがけない電話。ここですべてが決まった>

津田進吾さん(以下、進吾さん) 「えー、はじめて会ったのは大宮駅近くの和食屋で、そこで…」
津田麻子さん(以下、麻子さん) 「ちがうでしょ。その和食屋さんは満席で入れなかったの!」

--はじめて会ったときのことを彼がちゃんと覚えていないことに、一瞬空気がかたまるかと思いきや彼女がやさしい突っ込み。

進吾さん 「ごめん、ごめん。あわてて他の店を探したんだっけ。」
麻子さん 「これからはお店は予約しておきましょうって反省したのよね。」

--自由に会話を楽しんでもらうのもおもしろそう。2人のように息がぴったりの恋人同士は、巡り会うべくして巡り会ったという印象を周りにあたえるもの。出会いのきっかけはもちろん match.com 。メールのやりとりからはじまりどうやって“呼吸”を合わせていったのかがとても知りたくなった。

麻子さん 「メールのやりとりもそこそこに『会いませんか?』と急がれる方もいるなか、彼はとても印象的でした。毎日5通もメールを送りあっているのに、そんな素振りも見せないのですから。」

進吾さん 「『会おう』とは絶対に言いませんでした。そんなことよりも、たとえば『今、何をしているのですか?』『今日はどんな日でしたか?』とか……。彼女に対していろいろ質問を投げかけるのですが、その答えが返ってきても、ぼくは『会いたい』と誘う代わりに『ふーん、そうなんだ』というポーズ。」

--もちろん彼が彼女に会いたくなかったわけはない。“ポーカーフェース”をきめる一方で、ちょっとした仕掛けをメールのなかに仕込んでいたのだ。

麻子さん 「毎日送られてくるメールのなかに、彼の携帯電話の番号がありました。それを見て電話をしたいとは思ってはいたのですが、なかなか勇気が出せませんでした。ある夜、外でお酒を飲んで帰宅したほろ酔いの私は、その勢いも手伝ったのか気付いたら彼に電話していたのです。」

進吾さん 「やった! 宝くじにでも当たった気分でしたね。それでもぼくは『会おう』とは言わずに……、『好きな食べ物は?』」

麻子さん 「『和食とか』と…」

進吾さん 「『では和食屋に行きましょう』と。」

--「すぐに会いたがる人」に対して積極的になれなかった彼女の心を察していたかのように「決してすぐに会いたいと言わなかった」彼。最初のメール交換から2週間後、2人がはじめて会う約束をしたのは、互いの息を確認できる生の声だった。直接的な言葉を最後まで使わずにこんな劇的なシーンを演出してしまうなんて、にくい! 

進吾さん 「私は相手のプロフィールをよく読み、そのうえでメールを書いて送るようにしています。これはマナーだと思っています。あらかじめ相手のことを知ろうとしないでメールを送るのはたいへん失礼ですものね。誰でもいいからメールを出しているわけではないし、そう思われたくはないでしょう。またプロフィールの内容だけではほとんど何もわからないから、メールのやりとりのなかでどんどん気になったことを聞いていく。そうすれば相手は『自分に興味があるのだな』と、ぼくの真剣な思いが伝わりますよね。」

--相手のことを知れば、もっと知りたくなり、そして会ってみたくなる。これは自然の流れだろう。なかなか会いたいとは切り出さなかったのは、作戦や駆け引きというより大切に関係を築いていきたいという彼の真摯な気持ちがそうさせただけのようだ。

  撮影中も笑顔が
絶えない二人

進吾さん 「メールによるやりとりは簡単なようで難しいですね。文字だけの世界は表情もボディランゲージもないから、それゆえ言葉選びに慎重にならなくていけません。たとえば相手を思ってアドバイスしようとして『……してはダメですよ』と書いたとすると、これが活字だと場合によってはとても強い口調にとらえられてしまう危険性がある。だからといってそれを中和するために顔文字を添えたりしたら、今度はぼくのキャラが変わってしまうわけで(笑)」

麻子さん 「メールからはじまる恋愛は一見するとお手軽のように思われがちですが、そんなことはないと思います。その文面には、書く人の感受性や相手に対する思いやりなどが自然と現れるものだと思いますから。 match.com で相手を探すよりも、逆に街中で声をかけて出会うほうがラクだとすら私は思うのです。それは、 match.com はメールのやりとりから相手とのコミュニケーションを始めることで、外見からではなくその人の内面から入っていかなくてはいけない難しさがあるからではないでしょうか。」

--言葉選びにとても気をつかう彼からの最初のメールは、手紙というよりまるで小説だったという。読んでいてとても引き込まれたので思わず返事をしたのがはじまりと話す麻子さんだが、その反面、言葉だけの世界で相手が見えないから「背伸び」もできなくないとも。

麻子さん 「メールのやりとりでいい人になろうと思えば、いくらでもなれる。だからわたしは彼とちがって、プロフィールをしっかり読み込むというよりは、プロフィールからにじみ出る相手の方のよさを見極める自分の直感を大切にしていた気がします。だからメールの内容だけにとらわれることもあまりありませんでしたね。実を言えばはやく会ってみたかったのですが、それはメールのやりとりを続ける中で自分の感覚として『この人は大丈夫だ』と確信がもてたから。」

--「はやく会おうとする人」を理由もなく敬遠していたわけではなかった。はやい、おそいという時間の問題ではなく、彼女が確信をもてるかどうかが「会う」「会わない」の分かれ目だったと言えそうだ。

麻子さん 「実際に会って話してみて、学力などではなく『この人頭いいな』と思いました。『会話が続く!』『面白い!』って。メールのやりとりのなかでも感じていたことですが、やはり私の直感は当たったわけです。」

進吾さん 「もっと言って(笑)! メールでは素直な気持ちがつづられていたのが印象的でしたが、会ってまさに『ありのままの自分をさらけ出す人だな』と感じました。だからぼくも自然と心を開いていけたのです。彼女は写真で見たお顔のイメージどおり、とても明るい人でもありました。」

--初対面のとき、それまでのメールでの印象は「等身大」だとお互い確信できた。あくまでテンポよく会話が弾む息がぴったりの2人だが、意外に合わないこともあった。

進吾さん 「ぼくはスキー好きのアウトドア派、彼女はパソコンが趣味のインドア派。趣味がまったく合わなかったのです。でもこれが逆によかったと思っています。たとえば2人ともウィンタースポーツ好きだとしたら、『ぼくイントラA級、きみは?』というようにぶつかってしまうことも考えられますから(笑)」

--その言葉通り、休日にはバーベキューに誘ったり、彼女に慣れないスポーツを教えたりと2人の世界はどんどん広がっていっている。合わないことも合わせていく呼吸も絶妙だからこそ、“息がぴったり”なのではないだろうか。

麻子さん 「あの夜、勇気をもって電話してよかったと思っています。」

--「勤務時間が不規則で、昼は内勤、夜は現場仕事。休みの前日といえば、同僚の男と酒を飲むという日々で女性との出会いのチャンスなどなかったですね」と進吾さん。ほとんどプライベートな時間がなく忙しい毎日を過ごしていた彼が、彼女からのはじめての着信は逃さなかった。
話を聞けば聞くほど、結ばれるべくして結ばれたのだという思いをあらたにしてしまう。

進吾さん 「ぼくらの子供が大人になるころ match.com での出会いは当たり前の時代になっているのではないでしょうか。会員の方は真剣な交際を求めているしっかりした人が多いという印象が強いこともあり、 match.com は人と人とを結ぶメディアとしてふつうに社会に受け入れられていくと思います。」

--「それでも日本ではまだまだオンラインマッチングのよさがわかってもらえていない。何かわたしたちにできることがあれば」と津田ご夫妻は今回あえて実名、お写真の掲載までもご快諾。 match.com のよさを世の中に広める役もいとわず引き受けてくれた。

進吾さん 「 match.com があったからこそゴールインできたぼくたちですから。」

--進吾さん、麻子さん、本当にどうもありがとうございました。そして、おめでとうございます。
末永くお幸せに。

津田進吾さんおすすめの match.com の使い方@
「好きなことは?」「趣味は?」といったお互いのプロフィールを聞いたり答えたりするだけでは、メールのやりとりは長く続かないものです。「今日何をしたか」「何を見てどう思ったか」など日常の自分を書くようにすれば、相手も興味を持って読んでくれるようになると思います。言葉だけのやりとりにも弾みがついていくのではないでしょうか。ぼくのメールはほぼ“日記”でしたね(笑)。
津田進吾さんおすすめの match.com の使い方A
相手のことに興味がわくあまり、一方的に質問ばかりしてしまいがちです。でもその前に、自分のことから明かしてみてはどうでしょうか。そうすれば相手も、安心して自分のことを語ってくれると思います。相手の心を開くには、先に自分のことを話して信用してもらうことです。
津田麻子さんおすすめの match.com の使い方
しっかり時間をかけてメールのやりとりをしてみて、自分なりに納得できるものであれば、メールだけで相手を知ろうとはせず、多くの人と実際に会ってみることをおすすめします。その過程で相手を見る目が養われていくだけではなく、“自分”も見えてくるはずです。つまり自分が「どういう人を求めているか」が明確にわかってくると思います。